ぼやき

遊べる本屋

はてなブログ今週のお題が「本屋さん」とのことなので、そのとおり書いてみようかと思う。

 

全国のショッピングモール等にあるヴィレッジヴァンガードは、「遊べる本屋」がコンセプトであることをご存知だろうか。

 

十余年前、自意識が強すぎてオタクにもパンピーにもなり切れない微妙な高校生だった私に、今後の生き方の影響を与えてくれたのはヴィレヴァンだった。

その頃のヴィレヴァン浅野いにおつげ義春の漫画やら、エドワードゴーリーの絵本やら、刺青の写真集やら、「私ちょっと周りと違うんだゼ」という自意識を掻き立てる丁度良いアングラな作品をたくさん置いており、その空気感が私にピッタリ来て、毎日通っていたし、修学旅行先のヴィレヴァンにも寄った(札幌エスタ店だったと思う。)。

今持つ趣味もヴィレヴァンの息がかかっていると胸を張って言える。

 

そんな、過去に私が足繁く通っていたヴィレヴァンは、今や、商品のラインナップがおぱんちゅうさぎやちいかわ、韓国のお菓子等別にヴィレヴァンで買わなくても良いものが主力商品となり、本のコーナーが小さくなってしまった。嘆かわしい。

 

どうやら昔のヴィレヴァンは、店舗の店長が商品の発注権限を持ち、それぞれの店の差別化を図っていたそうだが、今は商品を本部が一括発注しているようだ。

だからどこのヴィレヴァンも同じようなものが並んでいるのだ。

「変なものが置いていないヴィレヴァンヴィレヴァンでない。」と、私のような過激な考えを持つ方は結構多数のようで、実際にヴィレヴァンは長年赤字続きだ。

ヴィレヴァンってもう、オワコンなのかもなと憂いていた…が。

 

出版区というYouTubeチャンネルが、サブカルチャーに明るい芸能人に1万円を渡し本屋で買い物させるという企画を不定期にやっている。その企画でたまーに下北沢のヴィレヴァンが出てくるのだ。

出版区で見る下北沢のヴィレヴァンは私が好きだった時代のヴィレヴァンのように、どこで見つけてきたんだこんな本、というのがたくさんあるようだ。

「未だにこんなヴィレヴァンヴィレヴァンできる店もあるのかよ!」とずっこけた。

「できるなら他の店舗もやれよ!」とも。

 

実際店舗が増えすぎたため、全ての店舗の発注権限を店長に持たせるのはビジネス的に難しいのだろうけれど、店舗を減らしてでも昔の形に戻して、他の雑貨屋や本屋と差別化を図るべきなのではないかな。と個人的に思う。